活動報告

2015年 活動報告

第20回(2015年)JAS協カナダ製材技術・製品視察団報告(三井ホームカナダ工場視察)

と き:

ところ:

							三井ホームコンポーネント株式会社 平田 賢次

5月19日、ラングレー市にある三井ホームカナダを見学させて頂きました。
昨年20周年を迎えられ、現在従業員は約80名だそうです。
カナダ工場における事業内容は①構造材の調達②選別加工③輸送、保管④建設という事を主軸に展開しているそうです。

今回は②の選別加工ラインを主に見学させて頂きました。大変大きなこちらのラインでしたが非常に綺麗にされている印象でした。ライン上では含水率19%以下の選別、欠点因子の選別、スタンプ、最終的には人の目で選別をするという作業なのですが、今回は210・16Fをラインで流しており、条件をクリアしたランバーが88%でした。その88%を三井ホーム向けに出荷し、残りの12%は、製材工場に返品、又はホームセンター用に販売するそうです。

③の輸送、保管では三井ホーム向けの、ランバーやアジア各国へのコンテナ詰めから港の予約までやっているそうです。

④の建設では木造6Fという高層建築の認可が下りたという事で、三井ホームカナダさんが初めて請け負った時は、先ほどの含水率19%の中から更に12%のランバーを選別し、自社で材長を±を1㍉の基準の設定を作るなどの対応をし、建て方にも細心の注意を払ったそうです。

感想としましては、まず事業内容の規模の大きさに驚きました。広大な敷地と工場でしたが大変綺麗で整理整頓されていました。木造6F高層建築のお話では大変勉強になり、学ぶ所も大変多く今後私の仕事にも活かせるように頑張りたいと思います。
  • 保管中のランバー

  • 選別作業中の選別加工ライン

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