2×4ランバーの解説

樹種と基準強度

1 木材の基準強度Fc、Ft、Fb及びFsを定める件(抜粋)

平成12年5月31日 建設省告示第1452号
最終改正 平成27年8月4日 国土交通省告示第910号

建築基準法施行令第89条第1項に規定する木材の基準強度Fc、Ft、Fb及びFsは、次の各号に掲げる木材の種類及び品質に応じて、それぞれ当該各号に掲げるところによるものとする。

 三 
枠組壁工法構造用製材及び枠組壁工法構造用たて継ぎ材の日本農林規格(昭和49年農林省告示第600号。以下「枠組壁工法構造用製材等規格」という。)に適合する枠組壁工法構造用製材のうち、寸法形式が104、203、204、304若しくは404のもの又は枠組壁工法構造用たて継ぎ材のうち、寸法型式が203若しくは204のもの その樹種群、区分及び等級に応じてそれぞれ次の表一に掲げる数値とする。この場合において、当該寸法形式以外の寸法形式の枠組壁工法構造用製材については、同表に掲げる数値に次の表二に掲げる数値を乗じた数値とする。更に、並列材にあっては、曲げに対する基準強度Fbの数値について、当該部材群に構造用合板又はこれと同等以上の面材を張る場合には1.25を、その他の場合には1.15を乗じた数値とすることができる。

表一

樹種群 区分 等級 基準強度
(単位 1平方ミリメートルにつきニュートン)
Fc Ft Fb Fs
DFir-L 甲種 特級 25.8 24.0 36.0 2.4
一級 22.2 16.2 24.6
二級 19.2 15.0 21.6
三級 11.4 8.4 12.6
乙種 コンストラクション 21.6 11.4 16.2
スタンダード 17.4 6.6 9.6
ユーティリティ 11.4 3.0 4.2
たて枠用たて継ぎ材 17.4 6.6 9.6
Hem-Tam 甲種 特級 18.0 13.8 29.4 2.1
一級 15.0 8.4 18.0
二級 12.6 6.6 13.8
三級 7.2 3.6 8.4
乙種 コンストラクション 14.4 4.8 10.2
スタンダード 11.4 3.0 5.4
ユーティリティ 7.2 1.2 3.0
たて枠用たて継ぎ材 11.4 3.0 5.4
Hem-Fir 甲種 特級 24.0 22.2 34.2 2.1
一級 20.4 15.0 23.4
二級 18.6 12.6 20.4
三級 10.8 7.2 12.0
乙種 コンストラクション 19.8 9.6 15.6
スタンダード 16.8 5.4 9.0
ユーティリティ 10.8 2.4 4.2
たて枠用たて継ぎ材 16.8 5.4 9.0
S-P-F又は
Spruce-Pine-Fir
甲種 特級 20.4 16.8 30.0 1.8
一級 18.0 12.0 22.2
二級 17.4 11.4 21.6
三級 10.2 6.6 12.6
乙種 コンストラクション 18.6 8.4 16.2
スタンダード 15.6 4.8 9.0
ユーティリティ 10.2 2.4 4.2
たて枠用たて継ぎ材 15.6 4.8 9.0
W Cedar 甲種 特級 15.0 14.4 23.4 1.8
一級 12.6 10.2 16.8
二級 10.2 10.2 16.2
三級 6.0 6.0 9.6
乙種 コンストラクション 11.4 7.2 12.0
スタンダード 9.0 4.2 6.6
ユーティリティ 6.0 1.8 3.6
たて枠用たて継ぎ材 9.0 4.2 6.6
SYP 甲種 特級 24.1 26.2 39.0 2.4
一級 20.7 16.1 24.4
二級 18.7 11.9 18.5
三級 10.7 6.8 10.6
乙種 コンストラクション 19.9 8.9 13.9
スタンダード 16.5 5.0 7.8
ユーティリティ 10.7 2.3 3.7
たて枠用たて継ぎ材 16.5 5.0 7.8
JS I 甲種 特級 24.9 20.6 33.6 2.1
一級 21.1 14.1 23.7
二級 18.2 12.5 22.2
三級 10.6 7.3 12.9
乙種 コンストラクション 19.8 9.5 16.9
スタンダード 16.0 5.3 9.3
ユーティリティ 10.6 2.5 4.4
たて枠用たて継ぎ材 16.0 5.3 9.3
JS II 甲種 特級 15.7 16.0 28.4 1.8
一級 15.7 12.2 20.4
二級 15.7 12.2 19.5
三級 9.1 7.1 11.3
乙種 コンストラクション 15.7 9.3 14.8
スタンダード 13.8 5.1 8.2
ユーティリティ 9.1 2.4 3.9
たて枠用たて継ぎ材 13.8 5.1 8.2
JS III 甲種 特級 20.9 16.9 22.5 2.1
一級 18.3 11.3 16.1
二級 17.0 9.7 15.5
三級 9.8 5.7 9.0
乙種 コンストラクション 17.9 7.4 11.8
スタンダード 14.9 4.1 6.5
ユーティリティ 9.8 1.9 3.1
たて枠用たて継ぎ材 14.9 4.1 6.5

表二

寸法型式 応力の種類
圧縮 引張り 曲げ せん断
106 205 206 306 406 0.96 0.84 0.84 1.00
208 408 0.93 0.75 0.75
210 0.91 0.68 0.68
212 0.89 0.63 0.63
 四 
枠組壁工法構造用製材等規格に適合するMSR枠組材及びMSRたて継ぎ材 そのMSR等級に応じてそれぞれ次の表に掲げる数値とする。ただし、並列材にあっては、曲げに対する基準強度Fbの数値について、当該部材群に構造用合板又はこれと同等以上の面材を張る場合には1.15を乗じた数値とすることができる。
MSR等級 基準強度
(単位 1平方ミリメートルにつきニュートン)
Fc Ft Fb Fs
900Fb-0.6E
900Fb-1.0E
900Fb-1.2E
9.6 5.4 13.2 樹種群に応じ、枠組壁工法構造用製材及び枠組壁工法構造用たて継ぎ材の基準強度による。
1200Fb-0.7E
1200Fb-0.8E
1200Fb-1.2E
1200Fb-1.5E
12.6 9.0 17.4
1350Fb-1.3E
1350Fb-1.8E
13.8 11.4 19.8
1450Fb-1.3E 15.0 12.0 21.0
1500Fb-1.3E
1500Fb-1.4E
1500Fb-1.8E
15.6 13.2 22.2
1650Fb-1.3E
1650Fb-1.4E
1650Fb-1.5E
1650Fb-1.8E
16.8 15.0 24.0
1800Fb-1.6E
1800Fb-2.1E
18.6 17.4 26.4
1950Fb-1.5E
1950Fb-1.7E
19.8 20.4 28.8
2100Fb-1.8E 21.6 23.4 30.6
2250Fb-1.6E
2250Fb-1.9E
22.8 25.8 33.0
2400Fb-1.7E
2400Fb-2.0E
24.6 28.2 34.8
2550Fb-2.1E 26.4 30.0 37.2
2700Fb-2.2E 27.6 31.2 39.6
2850Fb-2.3E 29.4 33.6 41.4
3000Fb-2.4E 30.6 34.8 43.8
3150Fb-2.5E 32.4 36.6 45.6
3300Fb-2.6E 35.4 38.4 48.0
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